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木のお医者さん奮闘記
庭木の土壌をやわらかくする方法・・!

前回は固い土の中でもなんとか樹木は生きようと必死なのだ!とお伝えしました。
では、自宅の土壌をどうやってやわらかくしたら良いでしょうか。

住宅地はほとんどの土が固められています。
よって、先ずは、物理的に穴を掘って、土をほぐしてやらないといけませんね〜

しかし、穴が小さいと困ります。しっかりと植木の鉢が入って、尚且つ鉢の周りに十分な余裕があるといいですね。
例えが、植木鉢の2倍の穴なら十分でしょう。

しかし、住宅地の真砂土は雨降って地固まる土です。
そのまま埋め戻すといずれ固まってしまいます。
そこで、腐葉土とかバークたい肥を混ぜます。

掘った土に対して2割程度混ぜると十分な量です。
しかし、何故腐葉土とかバークたい肥を混ぜると土が固まりにくいのでしょうか・・・

それは、腐ってくれるからです。
腐るということは、菌類が繁殖して分解してくれるということですね。

私たち人間にとってみれば、菌類が腐らせると言えば、食べ物が腐って食べれなくなることを連想してしまいますよね。
イメージが悪いように思われますが、土壌にとっては非常にいいことなんです。

考えてみてください。森林では木がすくすくと伸びていますが、庭との違いは落ち葉を誰も掃除しないということです。
そうです、森林には腐葉土やバークたい肥が沢山落ちているわけです!!

これが、生き生きとした木の生長を促していることに繋がっているのですよ。

次回はさらに、菌類が土壌に及ぼす影響についてお伝えします。

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