トップ » ブログ » 木のお医者さん奮闘記 » 木のお医者さん奮闘記 » 細菌が土壌に及ぼす影響~ってなんだろう・・・
木のお医者さん奮闘記
細菌が土壌に及ぼす影響~ってなんだろう・・・

前回はお庭の土壌に腐葉土やバークたい肥を混ぜると細菌が増えていいですよという話をしました。
では、細菌が土壌にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
影響と言うと悪いイメージですね・・・良い影響なので、どのような効果があるのかと言うべきでしょうか。

それは、「森林のような土壌」にしてくれるわけです。

ところで「森林のような土壌」ってどんなイメージがありますか?
ホクホクでやわらかい感じですよね。
雨降っても水溜りはあまりできない。
でも、乾燥しきってる感じもありません。
ほどよく湿っている感じがしませんか?

それは、森林の土壌は構造が違うからなんです。
簡単に言うと、森林の土壌は大きな隙間と小さな隙間の連続で出来ているんです。

少し詳しく言うと、土壌の小さな粒同士がのりでくっつけられた状態。
なんか、そんなお菓子がありましたよね・・・。

えと~・・・??
そう、「雷おこし」です!!
米とかビーナッツを飴で固めたお菓子ですが、ご存じですよね~。

「雷おこし」状態の土壌になると、大きな隙間と小さな隙間が同時に存在します。
すると、降ってきた雨は、大きな隙間を通って地面の下へ浸透します。

しかし、小さな隙間が水を貯え、一定の量を土中に保ちます。
よって、ずぶずぶに水溜りができず、カラッカラに乾燥もしないわけですね。

植物は土壌の隙間に根をたくさん出して、保水された水分を毎日吸い上げて育ってくれるわけです。

次回は、さらに「雷おこし」土壌について分析していきましょう。

ちなみに、「雷おこし」土壌の命名は思い付きですので、あしからず・・・!

あなたにオススメのトピックス