トップ » ブログ » 木のお医者さん奮闘記 » 木のお医者さん奮闘記 » 樹木の生育には”生育環境”が最も大切 その①
木のお医者さん奮闘記
樹木の生育には”生育環境”が最も大切 その①

☆☆ 生育環境①☆☆

 樹木の生長が悪いから見てほしいという依頼が良くあります。話をお伺いすると、一生懸命お水をあげても、肥料を施しても、一向に良くならないんですよとのこと。そんなお悩みのときは、まず植えた木が育つ環境にそもそも適しているのかどうかを疑ってみましょう!
 樹木は種類によって性質が違うんです。光を好む木(陽樹)があれば、強い光が苦手な木もあります。水がたくさん欲しい木もあれば、乾燥した方がうれしい木もあります。粘土質の土が好きな木もあれば、さらさらの砂のような場所を好む木もあります。この性質にあう環境に植えてなければ、どんなにお水をあげても、肥料をあげても、愛情を注いでも、木は育たないのです。
 それでは貴方のおうちの樹木は、どんな性質の木なのでしょう!!
【明るい場所が好きな木】

 クロマツ、エノキ、マテバシイなどで、光をたくさん浴びて生長したい木です。もし、日陰に植えてしまうと葉の数が少なくなり、幹が太らず、病気にかかりやすくなります。

【暗い場所が好きな木】
 アオキ、カクレミノ、アスナロなどで、半日陰程度の光で生長したい木です。もし、光が強すぎる場所に植えると、葉が焼けてしまいます。

あなたにオススメのトピックス